テーマセッション

 第62回塑性加工連合講演会(平成23年10月27日(木)〜29日(土),ホテル日航豊橋)において,下記の7件のテーマセッションを開催いたします.奮ってご応募下さい.ご不明の点につきましては,各セッションのオーガナイザーまでお問合せください.
テーマセッションの特徴は以下の通りです.
(1)一般講演とは区別してプログラムを組みます.
(2) 特定のテーマに関する講演を広く公募します.
(3) 公募論文の取捨選択や討論時間などの運営方法はオーガナイザーに一任します.(採択されなかった場合には一般講演に回っていただきますのでご了承ください.)

申込方法  学会のホームページを利用したオンライン申込をご利用ください.
講演申込用ホームページアドレス http://www.jstp.or.jp
申込締切日 平成23年6月15日(水)

テーマセッション1「軽量・高強度化を支える鍛造技術」
オーガナイザー:北村憲彦(名古屋工大),五十川幸宏(大同特殊鋼)
協力:鍛造分科会〔主査:石川孝司〕
問合せ先:北村憲彦(名古屋工大),E-mail: kitamura.kazuhiko@nitech.ac.jp
 省エネルギー時代を迎え,ますます構造や材料の軽量化や高強度化,形状の複雑化が進んでいます.それらを支える鍛造部品を加工するための材料,工法,型材料,潤滑やサーボプレスの活用による新しい取組みなどについて多角的に議論したい.

テーマセッション2「塑性加工のための損傷・破壊評価」
オーガナイザー:早川邦夫(静岡大),土屋能成(豊田中研),小森和武(大同大),湯川伸樹(名古屋大)
問合せ先:早川邦夫(静岡大),E-mail:tmkhaya@ipc.shizuoka.ac.jp
 成形中の素材や工具の損傷・破壊,接触面の焼付き・摩耗などは,高精度・高信頼性・低コストな塑性加工の実現にむけて大きな問題となる.また,成形中に受けた変形・損傷は供用中の部品強度や寿命に大きく影響する.これらの問題を明らかにするためには塑性加工に関する損傷・破壊の実験的ならびに数値解析的な解明が欠かせない.本テーマセッションでは,塑性加工に関する損傷・破壊について,鍛造,圧延,板成形,プロセストライボロジーなどの垣根を取り払い広く研究を紹介いただき,今後の発展を議論する場としたい.

テーマセッション3「半溶融・半凝固加工技術」
オーガナイザー:杉山澄雄(東京大)・羽賀俊雄(大阪工大),板村正行(東北大)
協力:半溶融・半凝固分科会〔主査:羽賀俊雄〕
問合せ先:杉山澄雄(東大),E-mail:sugi@iis.u-tokyo.ac.jp
 半溶融・半凝固加工プロセスは、従来の成形加工プロセスに比べて、欠陥を大きく低減できる可能性や製品品質を著しく高める可能性が期待されることから、次世代自動車や省エネルギー・省資源、CO2削減等の問題に対処するために、本技術開発に対する大きな期待が寄せられている。また、海外においては、特に欧州を中心として、半溶融・半凝固プロセスは積極的に開発が推進され、自動車等の部品として採用が進んでいる。ここで、日本におけるこの分野の技術の現状と開発状況を確認したい。

テーマセッション4「マグネシウム合金の最新塑性加工技術」
オーガナイザー:松本良(大阪大),千野靖正(産業技術総合研究所),浜孝之(京都大)
問合せ先:松本 良(大阪大),E-mail: ryo@me.es.osaka-u.ac.jp
マグネシウム合金は構造物や部品の軽量化に大きく寄与できる可能性があるため,自動車をはじめとする輸送機器への適用が期待されているが,その適用範囲は一部に留まっている.本テーマセッションでは,マグネシウム合金の塑性加工・変形に関する最新の研究・開発についての講演発表を広く募る.例えば,新塑性加工法,塑性加工による材質制御手法やマグネシウム新合金の特性,計算力学による変形機構等を取り上げ,マグネシウム合金製品の適用拡大について展望する.

テーマセッション5「高度化を続けるチューブフォーミング」
オーガナイザー:吉田佳典(岐阜大),白寄篤(宇都宮大),富澤淳(住友金属)
協力:チューブフォーミング分科会〔主査:真鍋健一(首都大)〕
問合せ先:吉田佳典(岐阜大学),E-mail:yyoshida@gifu-u.ac.jp
 ハイドロフォーミングをはじめとするチューブフォーミング技術においては,中空であるがゆえの加工の難しさもある一方で,この内部空間を利用した種々の加工方法が編み出されてきており,現在も高度化の一途をたどっている.また素材の成形能を極限まで引き出すべく,管材の成形性評価手法も種々に提案されている.本セッションではこれら管材の加工技術および成形性評価試験技術の最新動向を探る.

テーマセッション6「最新のインクリメンタルフォーミング技術」
オーガナイザー:大津雅亮(福井大),北澤君義(信州大),山下実(岐阜大),日野隆太郎(広島大)
問合せ先:大津雅亮(福井大),E-mail:otsu@msre.kumamoto-u.ac.jp
 スピニング加工や棒状工具を用いたインクリメンタルフォーミングのような逐次成形は,近年チタンや高強度アルミニウムなどの難加工材料の成形や廃材のリサイクルなどの材料面だけでなく,非軸対称形状のスピニング成形や,様々な手法で加熱しながら成形するなどのプロセス面でも新たな取り組みが見られるようになってきている.そこで本セッションでは,スピニング加工等も含むインクリメンタルフォーミングの最新技術について発表していただき,これら加工法の今後の発展を議論する場としたい.

Theme Session 7「7th International Session 2011」
Organizer: Zhigang Wang (Gifu University), Hiroshi Utsunomiya (Osaka University), Ming Yang (Tokyo Metropolitan University), Kazuhiko Kitamura (Nagoya Institute of Technology), Kunio Hayakawa (Shizuoka University)
Contact: Zhigang Wang (Gifu University), E-mail: zgwang@gifu-u.ac.jp
The 7th International Session is organized in the Japanese 62th Joint Conference on Technology of Plasticity at Toyohashi. The official language in this session is English. Any presentations relating to technology of plasticity are welcome. This session may be divided into sub-sessions, e.g., bulk forming, sheet forming, etc. Talks given by overseas researchers/students in Japan as well as researchers/students visiting from all over the world, especially from KSTP and CSTP, are welcome. Japanese domestic researchers/students could give English presentations in this session. A two-page abstract in English is required as normal session presentations
Conference site:
October 27-29, 2011, Hotel Nikko Toyohashi (http://www.nikkotoyohashi.com)
141 Fujisawa-cho, Toyohashi-shi, Aichi-ken, 441-8061, Japan

第7回 インターナショナルセッション2011
オーガナイザー:王 志剛(岐阜大),宇都宮裕(大阪大),楊 明(首都大),北村憲彦(名工大),早川邦夫(静岡大)
問合せ先:王 志剛,E-mail: zgwang@gifu-u.ac.jp
 第62回塑性加工連合講演会に第7回インターナショナルセッションを設置します。このセッションに限り公用語は英語ですが,塑性加工に関するものである限り,いかなる発表も受け付けます.海外から来日中の研究者・留学生および海外からの研究者や学生が発表する場として好適です.また日本人研究者や学生も英語で発表を行うことができます.他のテーマセッション・一般講演と同様の2ページの概要(ただし英文)が必要となります.


「優秀論文講演奨励賞」について
 講演会運営委員会では,塑性加工講演会の活性化と優秀な若手会員の活躍を期待して,新進の研究者・技術者の優秀な論文講演を表彰しております.本賞審査の対象となる方は,講演発表時に満35才以下の会員です.35歳以下の講演者で審査を希望される方は,申込時に希望の有無および年齢を選択してください.受賞件数は,分野を偏らないように配慮して,10件程度とします.ただし,過去に本賞の受賞歴のある方は受賞後2年間が欠格期間となります.審査は,座長を含む審査委員による論文内容,発表方法,質疑応答に基づいて,総合的に評価します.優秀論文講演奨励賞の受賞者名及び講演論文名等は,学会誌「塑性と加工」 にて公表するとともに,賞状と副賞を贈り顕彰します.